【書評】アメリカの高校生が学んでいる経済の教室 / 世界のルールを簡単解説!

この世界にはルールがある。
生きる限り、誰もそのルールには逆らうことはできない。
だけど私たちのほとんどは、そのルールをあまり意識しないし、そもそも知らずに従っている場合もあるのだ…。
と、言うわけで皆さんこんにちはー!
今回は『アメリカの高校生が学んでいる経済の教室』について、解説していきたいと思います。
皆さんは経済学について、詳しいですか?
私たちの生活は見えるところでも、見えないところでも経済によって成り立っています。
世界を運用するルールを知ると、人生というゲームで有利になる…そうは思えないでしょうか?
お金儲けには直接関係しませんが、知っていると有利に立ち回れる、そんな知恵を紹介していきます。
それでは、ゆっくりバリバリいきましょう♪
はじめに:そもそも経済ってなに?
ご先祖様たちが洞窟で暮らしていた時代から、19世紀ぐらいまでの期間、人は物々交換で経済を行っていました。
そこから、もっと豊かになりたい!という思いが生まれ、世界の国々は自分たちの国の天然資源に手を出すようになります。
そうこうしているうちに、国同士で『お、あっちの国にいいのあんじゃーん!』となりました。
これが貿易(ぼうえき)の始まりです。

その黄金全部と、このガラス玉を交換しよう!
向こうまで透き通って見える、とてもいいものだぞ!

オッケー!
…と、まぁこれは極端な例ですが、お互いの合意のもと貿易がスタートしました。
そうこうしているうちに天然資源を手に入れた国々は、ステキなアイデアを思いつきます。

あれ、輸入した鉄を加工して武器にすれば、鉄が取れない国に高値で売れんじゃね?
おめでとう、人類は付加価値をつけることを覚えた。▽

お金が備える3つの力
ですが、問題がありました。
物々交換をしようにも、お互いに『価値が釣り合わん!!』という争いが生まれます。
そこに現れたのが『お金』です。

これからはお米じゃなくて、お金で税金払ってね~。
お金は政府が依頼する仕事こなしたら、あげるで~。
お米と違って腐らないから保存もきくし、持ち運びやすいから便利やろ?
これからは物々交換ではなく、『価値の尺度』としてお金を使い始めます。
お金は貯めることで『価値の保存』ができ、欲しいものがあればサッと取り出せる『交換の手段』として、人々に定着しました。
そして、ほかの国々でもお金という概念が生まれ、貿易にも組み込まれていきました。
『為替(かわせ)』という言葉を聞いたことがある人いると思いますが、お金の価値は国によってまちまちです。
ビッグマック1つが480円の国があれば、1,214円の国もあったりします。
もっと詳しく調べてみたい人向けに、アメリカの高校生シリーズ『お金の教科書』についてのリンクを張っておきますので、よろしければ是非みてください♪
【書評】Part.1/3 アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

まとめ
- そもそも経済ってなに?
- 人が生きる上で必要なものを手に入れる為の手段。
- 昔は物々交換だったが、今はお金と物を交換することがメインになっている。
- 天然資源を加工することで、付加価値をつけて高値で売り、お金を稼いで欲しいものを手に入れる。至ってシンプルなシステム、それが経済。
- お金が備える3つの力
- 価値の尺度:ヨーグルト1個150円、豆乳1L335円など、モノに値段を付けられるようになった。
- 価値の保存:お米と違って腐らないし、かさばらないので、保存が容易になった。これによって、貯めて使うことが可能になる。
- 交換の手段:どこでもサッと出せる便利さがポイント。現代はキャッシュレス決済が主流になってきたので、見えないお金が主役だ。
以上です。
これでも『経済の教科書』の本の冒頭の部分だけなので、経済学という学問が本当に奥深いことが読み取れますね苦笑
ほかにも、インフレ・デフレや金利、金融市場、投資の世界などなど、話したいことはいっぱいありますが、それはまた別の機会に書かせていただきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。
さようなら〜